英王立造幣局、硬貨に使うチャールズ新国王の肖像公開

英国の硬貨に使われるチャールズ新国王の肖像が公開された/Mark Eveleigh/Royal Mint UK

2022.10.01 Sat posted at 18:30 JST

ロンドン(CNN Business) 英王立造幣局は1日までに、英国の硬貨に使われるチャールズ新国王の肖像を公開した。

王立造幣局によると、この肖像はまず、故エリザベス女王の生涯をたたえる5ポンドと50ペンスの記念硬貨に登場する。デザインは英国の彫刻家マーティン・ジェニングス氏が手掛け、王室が承認した。

伝統に従い、肖像の向きは母親のエリザベス女王とは逆の左向きとなる。

肖像を取り囲むラテン語の文字には「チャールズ3世、神の恩恵により、信仰の守護者」と記されている。

ジェニングス氏は声明に引用された発言で、「国王の最初の公式肖像を彫刻し、国王自身からデザインの承認を得られて光栄だ」と述べた。

5ポンド硬貨の裏側(右上)には、エリザベス女王の肖像2点が描かれる見通し

肖像は国王の写真をもとに作成した。数世紀にわたって英国の硬貨に描かれてきた過去の象徴的な肖像から着想を得たという。「私が手掛けた作品の中で最小だが、今後何世紀にもわたって世界中の人の目に触れ、手に取ってもらえると考えると身が引き締まる思いだ」(ジェニングス氏)

王立造幣局によると、チャールズ国王の肖像が刻まれた50ペンス硬貨は今後数カ月以内に一般流通する。

5ポンド硬貨の裏側には、アーティストのジョン・バーグダール氏が手掛けたエリザベス女王の肖像2点が描かれる見通し。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。