ウクライナ軍、ロシア占領下の南部4村を奪還 情報筋

破壊された自宅を見つめる男性。南部ミコライウにミサイル攻撃があった=29日/Dimitar Dilkoff/AFP/Getty Images

2022.08.30 Tue posted at 07:32 JST

(CNN) ウクライナ軍が南部ヘルソン市近郊でロシア占領下の村4つを奪還したことが分かった。ウクライナ軍の情報筋が明らかにした。ウクライナ軍の主要目標はヘルソン市だという。

情報筋は「作戦は夜間に始まり、ロシアの陣地やその後方への大規模砲撃が行われた」と述べた。CNNは安全上の理由からこの情報筋の名前を報じていない。

情報筋によると、主な攻撃対象となっているのはプラブディンという村。親ロ派勢力が自称する「ドネツク人民共和国(DNR)」と「ルガンスク人民共和国(LNR)」の歩兵部隊を攻撃したところ、歩兵部隊は逃走し、続いてロシアの上陸部隊も逃げたという。

情報筋は「我々は4つの村を解放した。彼らの最初の防衛線を3カ所で突破した」とも述べた。

ウクライナのポロシェンコ前大統領

相手側で戦死した者や拘束された者が多数いて、多くのロシア軍車両が破壊されたという。

ウクライナのポロシェンコ前大統領は29日、CNNに対し、ロシア支配地域を奪還する「待望の」反攻が南部で進行中だと明らかにした。

ポロシェンコ氏は「これは待望の反攻作戦だ。本日の(現地時間)午前7時に作戦が始まり、砲撃やミサイル攻撃が行われた」と説明。ウクライナ軍の部隊が反攻のためにこれほど集中投入されるのは今年2月以降初めてで、西側から供与された火砲や高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」、ミサイルも投入されているという。

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