(CNN) 北アフリカのアルジェリア東部で山火事が多発し、国営アルジェリア通信(APS)によると少なくとも37人が死亡した。
同国内相は国営テレビに対し、チュニジアとの国境に近いタルフ県の火災で24人、セティフ県の火災で2人が命を落としたと語った。
東部では山火事が相次いでおり、消防隊やヘリコプターが出動して消火活動を続けている。
森林火災=17日、アルジェリアのエルカラ市近郊/RYAD KRAMDI/AFP via Getty Images
内相によると、この火災でタルフ、セティフ、スークアフラス、ジジェル、スキクダ、ティパサの各県にまたがる山林など計2600ヘクタールが焼失。消防車や空軍のヘリコプターを派遣して消火活動に当たっている。
防災当局によると、同国では過去24時間に118件の森林火災が報告された。
地元メディアによると、アイメヌ・ベンアブドゥルラフマーン首相は18日、今回の山火事の被災者は全て補償の対象になると表明した。
北半球は広い範囲で過酷な猛暑や干ばつに見舞われ、森林火災の危険が高まっている。アルジェリアでは1年前、山間部の火災で少なくとも65人が死亡していた。