バイデン米大統領、コロナ陽性 症状軽く隔離で職務継続

21日のコロナ陽性判定後にツイッターで共有されたバイデン氏の写真/White House

2022.07.22 Fri posted at 06:45 JST

(CNN) バイデン米大統領は21日、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となった。症状は軽く、ホワイトハウスで隔離しながら職務を続けるという。

バイデン氏はツイッターに投稿した動画で「元気だ」と語り、症状は軽いままだと国民に伝えた。

バイデン氏は新型コロナワクチンの追加接種を2回受けているが、79歳と高齢のため重症化するリスクが高い。政権高官によると、バイデン氏は終日ホワイトハウスの住居に隔離した状態で「働いたり休んだりする」という。


21日のコロナ陽性判定後にツイッターで共有されたバイデン氏の写真/White House

バイデン氏がコロナ陽性と判定されたのは初めてで、ホワイトハウスのジャンピエール報道官によると、19日の検査では陰性だった。

陽性反応を受けてバイデン氏は抗ウイルス剤「パクスロビド」の服用を開始した。この薬は米食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可を得ており、重症化のリスクが高い12歳以上の軽度から中程度の新型コロナ治療に使用されている。服用にあたっては医師の処方箋(せん)が必要だ。

陽性判定の前日に大統領専用機から降りるバイデン氏=20日、ロードアイランド州の空港

ジャンピエール報道官は「米疾病対策センター(CDC)のガイドラインに沿って、大統領はホワイトハウスに隔離され、その間もすべての職務を完全に遂行する」と声明で述べた。少なくとも26日まで隔離される。

大統領の主治医によると、症状は「鼻水と倦怠(けんたい)感、時折出る乾いたせきで、20日夕方から始まった」という。ホワイトハウスの新型コロナ担当調整官はCNNに、バイデン氏は21日朝時点で発熱していなかったと語った。

バイデン氏は同日朝に定期検査の一環として行われた抗原検査で初めて陽性となり、その後PCR検査で陽性が確認されたという。

ハリス副大統領とジル・バイデン大統領夫人は21日の検査で陰性だった。

バイデン米大統領、コロナ陽性

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