（ＣＮＮ） ウクライナのゼレンスキー大統領は、訪米中のオレナ・ゼレンスカ夫人が２０日に米連邦議会議事堂で演説を行ったことについて、ウクライナにとって名誉だと語った。
ゼレンスキー氏は定例の夜の会見で、「大統領夫人が米議会でこのような演説を行ったのは史上初めてであり、ウクライナにとって、全ての国民にとって名誉であることは間違いないだろう」と述べた。
ゼレンスキー氏は、オレナ夫人がロシアのテロ行為の犠牲者について語り、米国がこのテロ行為を阻止するためにウクライナを支援する機会について発言したと述べた。
ゼレンスキー氏は、オレナ夫人の演説が成果をもたらすことを期待したいと述べた。オレナ夫人は演説の中で、米国や北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）に対し、防空システムを提供するよう呼びかけていた。
ゼレンスキー氏は「全く異なる速度と規模の防衛を求めている。しかし、全ては残念ながら、我々ではなく、主要政府が下せる政治的な決断にかかっている」と指摘。だからこそ、オレナ夫人の議会での演説が重要だったとの見方を示した。
ゼレンスキー氏は、今回の要請に対する答えが近いうちに得られることを望むとした。