世界の住みやすい都市ランキング22年版、大阪が10位に

2022年版世界の住みやすい都市ランキング1位はウィーン(オーストリア)/Joe Klamar/AFP/Getty Images

2022.06.24 Fri posted at 09:41 JST

(CNN) 英経済誌エコノミストの調査部門が、世界の住みやすい都市ランキング2022年版を発表した。前年までと比べて順位が大きく変動し、日本からは大阪が10位にランク入りしている。

エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた22年版のランキングは世界173都市を対象に、医療、治安、政治的安定性、インフラ、緑地といった項目に基づき住みやすさを評価した。

上位は欧州の都市が多数を占め、6都市が上位11位以内にランク入りした。中でもスイスは欧州の中で唯一、ジュネーブとチューリヒの2都市がトップ10に入った。


10位は大阪(日本)。アジアの都市で唯一トップ10入りした/Philip Fong/AFP/Getty Images

トップ10入りが最も多かったのはカナダで、カルガリー、バンクーバー、トロントの3都市が入っている。

EIUは今回のランキングについて、「コロナ禍以前に上位だった国が、安定性やインフラ、サービス、レジャー活動などが評価されて復活している」と指摘する。

一方、ニュージーランドのオークランドはトップ10から脱落し、34位に急落した。

過去に首位だったこともあるオーストラリアのメルボルンも、順位を大幅に下げて10位になった。

2位はコペンハーゲン(デンマーク)。デザインの豊かさから創造性に優れた点で高く評価された

欧州でもロンドン(英国)とパリ(フランス)はトップ10に入らなかった。いずれも生活費の上昇が理由で、ロンドンについては英国のEU離脱が影響した。

世界で最も住みにくいとされたのは、ダマスカス(シリア)、ラゴス(ナイジェリア)、トリポリ(リビア)の3都市だった。いずれも長引く紛争や衝突が影を落としている。

ウクライナの首都キーウ(キエフ)は、戦争が続いていることを理由にランキングの対象から外された。

22年版世界の住みやすい都市ランキング上位10位は以下の通り。

1.ウィーン(オーストリア)

2.コペンハーゲン(デンマーク)

3.チューリヒ(スイス)

4.カルガリー(カナダ)

5.バンクーバー(カナダ)

6.ジュネーブ(スイス)

7.フランクフルト(ドイツ)

8.トロント(カナダ)

9.アムステルダム(オランダ)

10(同着).大阪(日本)

10(同着).メルボルン(オーストラリア)

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