「トップガン マーヴェリック」が興収新記録、公開後4日間で200億円 米

「トップガン マーヴェリック」が公開後4日間の興収で新記録を打ち立てた/Scott Garfield/Paramount Pictures Corp

2022.06.01 Wed posted at 17:50 JST

ニューヨーク(CNN Business) このほど封切りを迎えた米映画「トップガン マーヴェリック」は週末の売り上げが好調で、興行収入の新記録を樹立した。

1986年のヒット作の続編となる今作では、トム・クルーズさんが自身の代名詞となったピート・「マーヴェリック」・ミッチェルの役を再び演じている。パラマウントによると、公開初週末を含む4日間での国内興収は推定1億5600万ドル(約200億円)に上る。

これにより、週末から戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)の祝日にかけての興収は2007年に1億5300万ドルを記録した「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」を抜き、過去最高となった。

アナリストの事前の予想では公開初週末の興収が8000万ドル近く、祝日を含む4日間の興収が1億5000万ドルになるとみられていた。クルーズさんの40年のキャリアでも最高の滑り出しとなり、自身の作品として初めて1億ドルの大台に乗せるオープニングとなった。

さらに今年公開の作品で見ても、マーベルの「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」とワーナー・ブラザーズの「THE BATMAN―ザ・バットマン―」のスーパーヒーロー映画2本に次ぐ3番目の好スタートだ。

クルーズさんの作品としても、公開初週末の興収で1億ドルの大台に乗るのは初めて

スタジオや映画館にとっては、映画業界のかき入れ時である夏に向けこれ以上ない出だしだろう。

近年、パラマウントは変化を続けるハリウッドで苦戦してきたが、2022年はひと味違う。

「スクリーム」や「ザ・ロストシティ」、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」などの映画を追い風にパラマウントは好調が続いており、マーヴェリックはその流れを継続するものだ。

映画館にとっても、新型コロナウイルス禍による2年間の低迷から業界が立ち直るきっかけを与える新たな作品となった。

マーヴェリックは映画評論サイト「ロッテン・トマト」で96%の高スコアを獲得。さらなる興収の積み上げに向け視界は良好だ。この先は6月9日に封切りされるユニバーサルの「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」まで大作の公開予定はない。

36年ぶりの続編、「トップガン マーヴェリック」

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