全米ライフル協会総会、ミュージシャンが相次ぎ出演キャンセル

ライブを行うドン・マクリーンさん=12日、米テネシー州ナッシュビルのライマン公会堂 /Jason Kempin/Getty Images

2022.05.27 Fri posted at 12:20 JST

(CNN) 米テキサス州ユバルディの小学校で起きた銃乱射事件を受け、27日から始まる全米ライフル協会(NRA)の年次総会で公演を予定していたミュージシャン少なくとも3人が出演を取りやめると発表した。

NRAの年次総会は同州ヒューストンで29日まで開かれる。

「テキサス州で起きた出来事に照らして、ヒューストンで今週開かれるNRAの年次総会で私が公演することは、非礼かつ人を傷つけることになると判断した」。ドン・マクリーンさんはCNNに寄せた声明でそうコメントした。マクリーンさんは1970年代のヒット曲「アメリカン・パイ」「ビンセント」で知られるミュージシャン。

カントリー音楽バンド「ガトリン・ブラザーズ」のラリー・ガトリンさんも「良心に照らして、この週末にヒューストンで行われるNRA総会で公演することはできない」と語り、出演を見送ると表明した。

カントリー音楽バンド「ガトリン・ブラザーズ」のラリー・ガトリンさんも出演を見送ると表明した

年次総会はNRA会員以外には非公開で開かれる。公式サイトによると、現在の会員数は500万人以上。

カントリー音楽バンド「レストレス・ハート」のリードボーカル、ラリー・スチュワートさんも出演を見送った。「被害者、遺族、町、そして偉大なテキサス州の友人たちに、できる限りの敬意を表したい」としている。

CNNはほかにも、ダニエル・ペックさん、T・グラハム・ブラウンさん、ジェイコブ・ブライアントさん、米独立記念日の定番曲「ゴッド・ブレス・USA」で知られるリー・グリーンウッドさんなど、今回のNRA総会に出演予定のミュージシャンにコメントを求めている。

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