オデーサにミサイル攻撃相次ぐ、EU大統領訪問中に攻撃も

オデーサにミサイル攻撃が相次いでいる/Odesa City Council

2022.05.10 Tue posted at 07:40 JST

(CNN) ウクライナ南部オデーサが10日、相次ぐミサイル攻撃を受けた。

市中心部の目撃者は現地時間午後10時ごろ、建物を揺らす大きな爆発音が複数回聞こえたと証言した。

SNSには大きな火災が少なくとも1件発生している様子が捉えられており、目撃者の1人は大型ショッピングモールが炎上中だと語った。オデーサから40キロ以上離れた街の住人も爆発音が聞こえたと報告した。

この数時間前、オデーサ市議会はTu22爆撃機から巡航ミサイル3発が発射されたと報告していた。この攻撃で建物5棟が破壊され、2人が負傷した。攻撃目標は不明だが、現地からの画像では、住宅地と工業地が混在する地域が攻撃を受けた様子がうかがえる。

ロシアのミサイル攻撃で被害を受けた集合住宅を視察するEU首脳会議のミシェル常任議長とシュミハリ首相=10日

また当局は9日午前、オーニクス巡航ミサイル4発がオデーサに向けて海から発射されたと明らかにした。

これらの早い時間帯の攻撃は欧州連合(EU)首脳会議のミシェル常任議長(大統領に相当)のオデーサ訪問中に発生した。

8日には巡航ミサイル10発がオデーサ一帯に向けて発射されていた。ロシアはここ数日、潜水艦や水上艦、航空機を使用してオデーサへのミサイル発射を行っている。

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