壁から1950年代のマックの袋、中にポテトも 米で自宅改修中に発見

トイレの壁から出てきたのはハンバーガーの包み紙と古いフライドポテトだった/Courtesy Gracie Jones

2022.05.04 Wed posted at 20:30 JST

(CNN) 米イリノイ州クリスタルレークでこのほど、自宅を改修中の夫婦が1950年代のマクドナルドの袋を発見する出来事があった。袋の中にはハンバーガーの包み紙と、古いフライドポテトが入っていた。

ロブ・ジョーンズさんとグレーシー・ジョーンズさん夫妻は4月16日、シカゴ北西約80キロに位置する1959年築の自宅で作業を行っていた際に突然、壁の裏にあるマクドナルドの袋を発見した。

グレーシーさんは27日のCNNの取材に「ロブはバスルームで古い備え付けのトイレットペーパーホルダーを交換していた」「ホルダーを引き抜いたところ、壁の中に丸まった布があるのに気付いた」と振り返る。


袋に入ったフライドポテト。夫妻は売ってもいいかもしれないと考えている/Courtesy Gracie Jones

2人はまだ、何十年も前のファストフードが見つかるとは考えてもいなかった。

「この時点では2人で顔を見合わせて、犯罪の証拠を発見したので警察に通報した方がいいかと思っていた」とグレーシーさん。「見つかったのが古いマクドナルドの袋だけで安心した」

その後2人は袋をキッチンに持って行き、慎重に開封。すると中からハンバーガーの包み紙2枚と、食べかけのフライドポテトが出てきた。ポテトは乾燥して堅くなり、色は茶色になっていた。

ハンバーガーの包みは1950年代から60年代前半にかけて使われたもの

グレーシーさんによると、2人でポテトを数本つまんでみたところ、古びた外見とは裏腹に丈夫なのに驚かされたという。

袋に印刷されたロゴを調べたところ、1955年から61年にかけてマクドナルドの製品で使用されていたものであることが判明。また、自宅建設と同じ59年に地元のマクドナルド店舗が建てられていたことも明らかになった。

袋にはマクドナルドのマスコットである「スピーディー」も描かれていた。

古いポテトは今のところ保管してあり、今後どうするかは決めていない。グレーシーさんは「売ってもいいし、売らない場合は歴史のすてきなかけらとして保管しておくかも」と話している。

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