（ＣＮＮ） 米玩具大手マテルはこのほど、植物由来材料の幼児向けブロックや電気自動車（ＥＶ）のミニカーなど、カーボンニュートラル（温暖化ガス排出量実質ゼロ）のおもちゃを初めて発売した。
マテルが進めてきた環境への取り組みをさらに拡大した新商品だという。同社は２０３０年までに、すべての商品とパッケージの材料をリサイクル済み、リサイクル可能またはバイオベースのプラスチックに切り替えるとの目標を掲げている。
新発売の「メガブロック・グリーン・タウン」シリーズは専門機関の「ナチュラル・キャピタル・パートナーズ」により、カーボンニュートラルと認定されている。
この認定を受けるため、製造、輸送過程で排出される温室効果ガスを相殺する「カーボンオフセット」のクレジットを、カナダの森林保護団体から購入した。
また同シリーズのプラスチックには、化石燃料の代わりに主として植物材料が使われている。パッケージは国際ＮＰＯ「森林管理協議会」が認定した紙でできている。
ブロックのセット自体にも電動バスなど、環境を配慮した要素が盛り込まれた。
同社はさらに、９９％までリサイクル材料を使った米テスラのＥＶ「ロードスター」のミニカーも発売。これもカーボンニュートラルの認定を受けた。オンラインショップではすでに完売している。