(CNN) 独コンドル航空はこのほど、機体を鮮やかなしま模様に塗り替える計画を発表した。
新たなデザインは独ベルリンの広告会社、ビジョン・アルファベットが手掛けた。パラソルやバスタオル、ビーチチェアからヒントを得て、過去と未来のバケーションに向けた思いをかき立てるデザインにしたという。
ストライプの色は5種類。青は海、黄色は太陽の光、赤は情熱、緑は島、ベージュ・金は砂浜を表現している。乗客や従業員の「多様性」を示す意味も込められている。
テッケントラップ最高経営責任者(CEO)は、カラフルなしま模様が同社の「新たなトレードマーク」になると述べた。
機体だけでなく、SNSの公式アカウントに使われるロゴマークにもストライプがついた。搭乗券や、毛布のような機内用品のデザイン刷新も進行中。まもなく詳細や画像が公表される。
しま模様のコンドル航空機は、すでに最初の1機が登場している。5日正午に黄色いストライプのA321型機が独フランクフルトを出発し、スペインのカナリー諸島へ向かった。
コンドル航空は親会社のトーマス・クックが2019年に経営破たんした後、独立して運航を継続している。保有する50機あまりのうち、大半を24年までに塗り替る構え。今夏までにカナリー諸島やギリシャ、エジプト行きの6機が飛び始める予定だ。