4歳で行方不明の女児を2年半ぶりに保護 米NY州

2019年7月から行方不明になっていた女児が発見された/Saugerties Police Department

2022.02.17 Thu posted at 10:05 JST

(CNN) 米ニューヨーク州の警察によると、2019年7月に4歳で行方不明となった女児が今週、州内の民家で見つかって保護された。

女児は2年半前に姿を消したイサカ郊外から東へ約260キロ離れた町の民家で、階段の下に閉じ込められていた。

警察は当初から、女児を連れ去ったのは親権を持たない両親との見方を示していた。民家にはその父親らが住んでいて、階段の下には母親が一緒にいた。

これまでも捜査の過程でこの民家に関する手がかりが浮上し、警察が何度も訪れていたが、父親らは毎回、女児の居場所は知らないと主張した。

14日にはこの家の中に子どもが隠されているとの通報を受け、捜索令状を取って午後8時すぎに出動。父親はいつも通り関与を否定したが、捜査員が奇妙な階段に気づいて板を取り外したところ、女児と母親が見つかった。

2019年7月から行方不明になっていた女児が発見された

女児も母親も2年半の間、ずっとこの家にいたとみられる。階段は2人を隠すために取り付けられたと推測される。

両親は逮捕され、それぞれ親権制度に違反して子どもを危険にさらした罪に問われている。

女児は警察に保護された時、おびえた様子だったという。警察本部へ向かう車からマクドナルドの店舗を見て、ずっと前に食べたことがあると話した。捜査員らはドライブスルーで子ども向けセットを買い、女児に食べさせた。

女児の健康状態は良好で、法律上の保護者に引き渡され、姉とも再会した。15日に面会した捜査員によれば、女児は元気そうだったという。

2年半前に行方不明の4歳児を保護 米NY州

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