スーパーボウルでフクロウが脚光を浴びる理由

毎年スーパーボウルの時期になると、フクロウの写真がネット上に氾濫するという/Adobe Stock

2022.02.14 Mon posted at 13:30 JST

(CNN) 米プロフットボールリーグ(NFL)の王者決定戦、スーパーボウルを前に、フクロウの写真がネット上に氾濫(はんらん)している。

「Super Bowl」と入力するつもりで誤って「Superb Owl」としてしまう入力ミス。この小さなミス1つで、検索結果ページはフクロウ情報満載になる。そしてフクロウは本当に「superb(最高)」だ。せっかくなのでこの過ちからぜひとも学んでほしい。

フクロウは主に夜間、鋭い聴覚でかすかな物音をとらえ、ほとんど音を立てずに羽ばたいて獲物をとらえる。アメリカンフットボールとは無関係だが、それでもここ数年の間にこのトレンドは人気が高まり、毎年スーパーボウルが近づくとインターネットはフクロウの写真であふれ返る(ちなみにフクロウの群れは、議会を意味する「parliament」と呼ばれる)。スーパーボウルに合わせて全米でフクロウの観察会も開かれている。

明るい目と印象的な顔つきのコノハズク

自然保護団体の専門家マット・ウィリアムズ氏は、ネットでフクロウが脚光を浴びる現象は、結果的に支援活動への関心の高まりにつながるとして歓迎している。

今年出場するロサンゼルス・ラムズとシンシナティ・ベンガルズにはそれぞれのマスコットがいる。それでもフクロウが加わったところで害はないだろう。

ウィリアムズ氏がベンガルズのマスコットに推すのはアメリカフクロウ。羽のしま模様はベンガルズのヘルメットの模様に似ている。

一方、「ラムズには、ハリー・ポッターに出てくるシロフクロウがいいだろう。クオーターバックのマシュー・スタッフォードがプレーオフで見せたランは、まさに魔法使いだった」とウィリアムズ氏は話している。

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