仏ロ首脳、ウクライナ情勢めぐり会談

ロシアのプーチン大統領(左)とフランスのマクロン大統領(右)=7日、ロシア・モスクワ/SPUTNIK/AFP/Getty Images

2022.02.09 Wed posted at 10:16 JST

モスクワ(CNN) フランスのマクロン首相は7日、モスクワを訪問し、ウクライナ情勢をめぐってロシアのプーチン大統領と会談した。ロシアとウクライナとの緊張が高まるなか、マクロン氏が紛争回避に向けた欧州の外交努力の中心人物となりつつある。

米国が北大西洋条約機構(NATO)支援のため東欧に軍を派遣する一方、ロシアはウクライナ国境付近に兵力を集結させている。マクロン氏は緊張の段階的緩和を求めた。マクロン氏はロシア訪問後、ウクライナを訪問する。

仏ロ首脳は5時間以上にわたる話し合いの後、記者会見に姿を現した。


マクロン氏は緊張の段階的緩和を求めた/SPUTNIK/AFP/Getty Images

マクロン氏は、両首脳がウクライナ情勢をめぐって「妥協点」を見いだすことは可能だとの見方を示し、状況の安定と緊張の緩和のための具体策は両者の責任であることで合意したと述べた。マクロン氏は、平和の維持にはまだ時間がかかるともした。

仏ロ首脳は5時間以上にわたる話し合いを行った

プーチン氏は外交面でのさらなる進展は可能だとの考えを示唆した。

プーチン氏は、マクロン氏の提案や考え方のいくつかについて、言及することは時期尚早としながらも、両国のさらなる取り組みのための基礎となる可能性があるとの見通しを示した。

プーチン氏によれば、マクロン氏のウクライナ訪問後、両者は改めて会談を行うという。

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