(CNN) ガーナ西部の町で20日、二輪車と採掘用の爆発物を積んだ車が衝突して「巨大な爆発」が起き、当局によると少なくとも17人が死亡した。
AFP通信によると、爆発による負傷者は59人に上った。
爆発が起きたのはアピアテで、小さな町全体で建物などの倒壊被害が生じているとみられる。爆発音を聞いた労働者の男性によると、ほぼすべての建物が倒壊し、人々や動物ががれきの下敷きになっているという。
この男性は、「至る所」で人が亡くなり、「ガーナにとって本当の悲劇だ」と語った。
爆発後の現場の様子/Prestea Huni-Valley Municipal Assembly
警察によると、被害者の大半は救出され、複数の医療施設に搬送された。被害者の容体は不明。
警察が安全を確保し、消防や災害管理当局、救急などが対応を進めている。復旧作業が進む間、住民は安全確保のため近隣の町への避難が勧告された。
爆発物は近くの鉱山に運ばれる途中だった。
ガーナでは近年爆発事故が続いている。2015年には首都アクラで、豪雨のため数百人が避難していた給油所で爆発が起き150人以上が死亡。昨年10月にもアクラで爆発事故があり2人が死傷した。同月にはアシャンティ州でも爆発が起き3人が死亡した。