「巨大な爆発」で17人死亡、ガーナの町に大きな被害 爆発物積んだ車と二輪車衝突

爆発後にがれきをかきわける人々=ガーナ南西部アピアテ/Prestea Huni-Valley Municipal Assembly

2022.01.21 Fri posted at 07:59 JST

(CNN) ガーナ西部の町で20日、二輪車と採掘用の爆発物を積んだ車が衝突して「巨大な爆発」が起き、当局によると少なくとも17人が死亡した。

AFP通信によると、爆発による負傷者は59人に上った。

爆発が起きたのはアピアテで、小さな町全体で建物などの倒壊被害が生じているとみられる。爆発音を聞いた労働者の男性によると、ほぼすべての建物が倒壊し、人々や動物ががれきの下敷きになっているという。

この男性は、「至る所」で人が亡くなり、「ガーナにとって本当の悲劇だ」と語った。


爆発後の現場の様子/Prestea Huni-Valley Municipal Assembly

警察によると、被害者の大半は救出され、複数の医療施設に搬送された。被害者の容体は不明。

現場に到着した救助隊員=20日、アピアテ

警察が安全を確保し、消防や災害管理当局、救急などが対応を進めている。復旧作業が進む間、住民は安全確保のため近隣の町への避難が勧告された。

爆発物は近くの鉱山に運ばれる途中だった。

ガーナでは近年爆発事故が続いている。2015年には首都アクラで、豪雨のため数百人が避難していた給油所で爆発が起き150人以上が死亡。昨年10月にもアクラで爆発事故があり2人が死傷した。同月にはアシャンティ州でも爆発が起き3人が死亡した。

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