(CNN) 旅行情報サイト大手の米トリップアドバイザーが旅行者の評価を基にまとめた世界の人気観光地ランキングで、今年はアラブ首長国連邦(UAE)ドバイが総合1位となった。
総合2位は英ロンドン、3位はメキシコのカンクン、4位はインドネシアのバリ島、5位はギリシャのクレタ島。
6位以下にはイタリアのローマ、メキシコのカボサンルーカス、トルコのイスタンブール、仏パリ、エジプトのハルガダが続いた。
パリのエッフェル塔近くにあるトロカデロの遊歩道を歩く人々=2020年8月24日/Ludovic Marin/AFP/Getty Images
トリップアドバイザーの担当者によると、ドバイは2~3年前から着実に順位を上げていた。同担当者は「何でもそろっている超近代都市。黄金のビーチにワールドクラスの食事、豪華なホテルもある」と指摘。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)による影響にもかかわらず、各地から旅行者を集めたと強調した。
レストランのクルーズ船=ドバイ/Karim Sahib/AFP/Getty Images
入国時のルールは出発地によって違う。UAEは最近、ワクチン接種済みであることを条件に、観光ビザ申請の受け付けを再開した。
ほとんどの国からドバイに入る乗客らは、到着前72時間以内に受けた検査の陰性証明を提示する必要がある。
人気急上昇の旅行先ランキングは、トリップアドバイザーでのレビューやホテル、レストラン、アクティビティの評価が前年より大幅に上がった場所が対象だ。
1位はスペインのマジョルカ島、2位はエジプトのカイロ、3位はギリシャのロードス島、4位はメキシコのトゥルム、5位はクロアチアのドブロブニクだった。
スペインのマジョルカ島にあるパルマビーチを訪れた観光客/JAIME REINA/AFP via Getty Images
6~10位はスペインのイビサ島、ブラジルのナタウ、タンザニアのアルーシャ、トルコのギョレメ、ギリシャのサントリーニ島だった。
トップ10には地中海周辺の観光地が7か所も入っているのが注目される。
米国内の行き先としては、ラスベガスが総合1位。以下、ハワイのオアフ島とマウイ島、フロリダ州のキーウェストと南国が続き、5位がニューヨーク市だった。
米国内で人気が急上昇した場所のトップはハワイ島だった。
世界の部門別トップは、料理がローマ、アウトドアがコスタリカのアレナル火山国立公園。スキーがスイスのツェルマット、都市がドバイ、陽光がカンクンだった。
メキシコのキンタナロー州カンクンのビーチ=2020年3月21日/Elizabeth Ruiz/AFP/Getty Images
トリップアドバイザーによると、ランキングは2020年11月から昨年10月までに寄せられたレビューの数と質に基づいて決定したという。