（ＣＮＮ） 米ユタ州で今月１３日から行方が分からなくなっていた、女子大学生のマデリン・アレンさんが、１８日に発見され家族と再会した。大学当局者が１９日の記者会見で明らかにした。大学警察によると、ウェイン郡の民家で発見されたという。
同郡の裁判所に２１日に提出された訴状によると、ブレント・ブラウン容疑者（３９）は、性的暴行など６つの罪状で起訴された。
同被告は、被害者とメッセージアプリで知り合い、１３日に会おうと企てた。被告はその後、アレンさんを車に乗せるとすぐに彼女の携帯電話を取り上げて電源を切り、約１４５キロ離れた同州ロアにある自宅に連れ去った。
翌日、被告はアレンさんに彼女の両親にテキストメッセージを送らせたものの、その後すぐに携帯電話を取り上げた。アレンさんによると彼女は、両親に「愛している」とのメッセージを送った。
失踪していたマデリン・アレンさん。警察が容疑者の自宅から発見し救出された
さらに被告は、アレンさんの失踪についてのニュースを目にした後、アレンさんの携帯電話を捨て去った。１８日に当局からの接触があった後は、彼女の残りの所持品をスーツケースに詰め込んだ。
同日、警察は被告の自宅を訪れ、「丸見えとなっていた」彼女の学生証を目撃。直後に被告は拘束され、警察が「石炭まみれ」となっていた地下室でアレンさんを発見。彼女は服を着ていなかった。
アレンさんの両親はＣＮＮに対して声明で、「私たちが受け取ったあふれ出るような愛情に対する感謝の念は、言葉では言い表せない。私たちは、娘が奇跡的に帰還したこと、また彼女を帰宅させるための役割を果たした全ての人々、娘が回復するためのプロセスを始めることに対して手助けしてくれている人々に対して、永遠に感謝します」と表明した。
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