(CNN) サッカー女子欧州チャンピオンズリーグのチェルシー対ユベントス戦で、観客の男性がピッチに乱入して試合を中断させるハプニングがあった。チェルシーのサム・カー選手は乱入者に体当たりして吹っ飛ばし、観客の喝采を浴びたが、審判からはイエローカードを出された。試合は0―0のドローだった。
8日に行われた試合の終盤。携帯を手にした男性がピッチに乱入し、チェルシー主将のマグダ・エリクソン選手と一緒に写真を自撮りしようとして試合を中断させた。
エリクソン選手は男性にピッチから出ていくよう説得している様子で、観客からは男性に対するブーイングが巻き起こった。
そこへカー選手が登場。男性に駆け寄ると肩をぶつけて地面に転がし、観客のブーイングは歓声に変わった。
男性は警備員に促されて立ち去り、審判はカー選手にイエローカードを出した。
カー選手にイエローカードが出された理由について、欧州サッカー連盟の広報は「スポーツ選手らしくない行為があった。現時点で抗議の申し立てはない」とCNNに説明している。
試合後にチェルシーのエマ・ヘイズ監督は、選手を守るための対策を徹底させる必要があると訴えた。