ラグビー・スコットランド代表の女子選手、26歳で死去

ラグビー・スコットランド女子代表選手のショバーン・カッティガンさんが死去/Eric Mccowat/Alamy

2021.12.02 Thu posted at 15:15 JST

(CNN) ラグビー・スコットランド女子代表選手のショバーン・カッティガンさんが死去した。26歳だった。所属クラブが11月30日確認した。

カッティガンさんは先月26日に死去。これを受けて、所属クラブはウェブサイトに声明を発表し、「この悲嘆の時、私たちの愛、思い、心からの追悼の意はショバーンの遺族とともにある。遺族がこの悲劇的な喪失に対処する中、私たちは遺族のプライバシーが皆から尊重されることを切に願う」とつづった。

フォワードの第3列を務めていたカッティガンさんは2018年、6カ国対抗戦「シックスネーションズ」のウェールズ戦で代表デビューを飾り、代表選手として19キャップを獲得した。

カッティガンさんはラグビー以外でも、スターリング大学で犯罪学と社会学を学び、その後スポーツ心理学で修士号を取得。

欧州での6カ国対抗戦に出場したショバーン・カッティガンさん

同クラブは声明で、「ショバーンは長い年月にわたり、クラブの大きな部分を占めてきた。クラブの誰もが非常に悲しんでいる」「彼女はクラブ内における女子ラグビーの発展の中心的存在であり、ユース部門に所属する少女たちを鼓舞する存在だった」と記している。

カッティガンさんの死をめぐり、ラグビー界では多くの追悼の声が上がっている。

かつてイングランド代表の主将を務め、現在は国際統括団体「ワールドラグビー」の会長であるビル・ボーモント氏は、「スコットランド代表選手であるショバーン・カッティガンさんの死去という悲しい知らせを耳にし、非常に悲しんでいる。彼女は素晴らしい選手かつ、多くの人々を鼓舞する存在だった」との声明を発表した。

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