(CNN) ブルガリア首都ソフィアの西の高速道路で23日未明、バスが衝突、炎上し、子ども12人を含む少なくとも45人が死亡した。当局が発表した。
事故は現地時間午前3時ごろに発生した。バスに乗っていた52人の乗客の大半は隣国北マケドニア出身者。
ブルガリア国営テレビ(BNT)によると、バスの運転手も死者に含まれている。バスは北マケドニアで登録を受けた車両だった。
当局によると、バスの後部座席にいた男性5人、女性2人の計7人は窓を破ってバスから脱出した。ソフィアの救急病院に運ばれ、容体は安定しているという。
当局は、火災により遺体の損傷が激しく、身元の特定には困難が伴うとの見通しを示した。
当局者によると事故原因は不明だが、火災の前か後にバスが高速道路のガードレールにぶつかったような形跡があるという。地元テレビ局の現場映像からは、中央分離帯が損傷を受け、破片が道路の両側車線に散らばっている様子が見える。
ブルガリア国家調査部トップによると、バスは北マケドニアの会社に所属する車両で、22日夜にトルコからブルガリアに入国した。出発地はイスタンブールで、北マケドニア首都スコピエへの約800キロの行程を走行中だった。
同トップは、運転手の人為的ミスと突発的な技術的不具合の両面で捜査を進めていると説明した。BNTによると、交通事故の起きやすい事故現場の高速道路の状況についても調査が行われるという。
バスが炎上して死者 ブルガリア