バンコク(CNN) タイの国立公園管理当局は、人気観光地のひとつであるマヤ湾について、2022年1月1日に観光客の受け入れを再開すると明らかにした。
マヤ湾は、00年に公開された米俳優レオナルド・ディカプリオさんの主演映画「ザ・ビーチ」の舞台ともなって人気ビーチとなっていた。
しかし、マヤ湾の閉鎖は、ここ数カ月の間に再開された多くの観光名所とは違い、新型コロナウイルスの流行とは関係がなかった。
マヤ湾は米俳優レオナルド・ディカプリオさんの主演映画「ザ・ビーチ」の舞台に/20th Century Fox
マヤ湾は18年6月から観光客の立ち入りを禁じているが、それは当局が打撃を受けたサンゴ礁の再生プログラムに乗り出したためだった。
マヤ湾はクラビ県にあるピピ諸島の2つの主要な島のひとつであるピピレイ島にある。
ピピレイ島は、より大きくて中型の宿泊施設などを備えるピピドン島と違い、マヤ湾の閉鎖前は、日帰りの旅行客にだけ開放されていた。
しかし、マヤ湾は映画「ザ・ビーチ」の世界的なヒットもあって、過去20年間でタイで最も人気の観光名所のひとつとなった。
再開にあたり、いくつかの条件が定められた。ボートは湾に入ることはできない。その代わり、運転手は、マヤ湾から離れた島の裏側に設置されたふ頭で乗客を降ろさなければならない。
一度に波止場に入ることのできるボートの数は8隻のみで、訪問は1時間まで。一度に訪問できる観光客は最大300人で、時間は毎日午前10時から午後4時までとなっている。
タイ政府は来年1月の再開に向けて、新しいふ頭の完成に向けて作業を行っているほか、アクティビティーが行える指定区域の設定を行っている。