(CNN) 米メーン州のカスコ湾で今週、カラフルな綿あめのような色をした希少なロブスターが捕獲された。ロブスターといえば通常は黒みがかった茶色だが、「ハディ」と名付けられたこの個体は虹色がかった青とピンクに彩られている。
発見者のビル・コッパースミスさんは同州に住むロブスター漁師で、オンライン宅配サービスのゲット・メーン・ロブスター社と供給契約を結んでいる。
同社のマーク・ミュレル最高経営責任者(CEO)によると、ゲット・メーン・ロブスターと契約する漁師がこの色のロブスターを捕獲したのは初めて。
このような希少な個体が捕獲される確率は1億分の1程度だという。
コッパースミスさんがユニークな体色のロブスターを捕獲するのは今回が初めてはなく、以前にもオレンジや白のロブスターを捕獲して、ハディと同じように孫の名前を付けていた。
ミュレル氏によると、ハディの特殊な体色は遺伝子変異によるもの。
人間はパステルカラーの体色に魅了されるかもしれないが、野生環境に住むロブスターにとってはリスクとなる。
メーン州のロブスター漁師でつくる団体によると、ユニークな色の甲殻類は自然環境に溶け込むのが難しく、捕食者に発見されやすくなる。
幸いなことに、ハディは海の捕食者にも人間にも食べられずに済み、ニューハンプシャー州ライの科学博物館に引き取られることが決まっている。
「コットンキャンディーロブスター」を発見