西部の砂漠地帯で見つかった極めて保存状態の良いミイラ化した多数の遺体について、従来の予想と異なる起源を有していたことがDNA分析の結果明らかになった
Wenying Li, Xinjiang Institute of Cultural Relics and Archaeology
中国北西部のタリム盆地から約4000年前までさかのぼる数百体のミイラが発見されている。写真は墓地の一つ、シャオヘ墓地を空撮したもの
Wenying Li, Xinjiang Institute of Cultural Relics and Archaeology
砂漠の乾燥した空気でミイラは非常によく保存され、顔の特徴や頭髪の色まで明確に識別できる
Wenying Li, Xinjiang Institute of Cultural Relics and Archaeology
謎に包まれたこの集団は舟の形をした棺の中にオールとともに埋葬されていた。棺は牛皮で覆われていた
Wenying Li, Xinjiang Institute of Cultural Relics and Archaeology
DNA解析の結果、ミイラは外部の土地から来た者ではなく、氷河時代に狩猟採集生活をしていた集団の子孫と分かった