米フロリダ州で発見の遺体、殺人事件被害者の婚約者と判明 歯の診療記録で割り出す

発見された遺体がブライアン・ロンドリーさんであると確認された/MOAB POLICE DEPARTMENT

2021.10.22 Fri posted at 10:18 JST

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)のデンバー支部は21日、フロリダ州の自然保護区で前日に見つかった遺体について、先月行方不明になったブライアン・ロンドリーさん(23)のものと明らかにした。ロンドリーさんは婚約者ギャビー・プティートさん(22)の失踪届が出された数日後、消息を絶っていた。

その後、プティートさんは遺体で発見され、ロンドリーさんが殺害事件の参考人となっていた。

FBIは歯の診療記録からロンドリーさんの遺体を特定したとしている。

発表前には地元の捜査官2人がロンドリーさんの両親の暮らすフロリダ州ノースポートを訪れていた。家族の弁護士によると、両親には遺体がロンドリーさんのものだと知らされているという。

プティートさんの家族は、感情的に準備が整った段階で声明を出す意向を示した。同家族の弁護士が述べた。

今回の身元特定は、ノースポートの警察が骨格の現れた人間のものとみられる遺体を発見してから数時間後に行われた。

死体捜索犬による捜索が行われた=20日、米フロリダ州ノースポート・カールトン保護区

現場からはロンドリーさんが行方不明時に身に着けていたのと一致する衣服も見つかっていたという。

ロンドリーさんとプティートさんは今夏、車で米西部を旅行していた。定期的にソーシャルメディアに投稿していたが、8月後半に突然投稿が停止。9月1日にロンドリーさんが1人でノースポートの自宅に帰ってきた。

ロンドリーさんは先月13日、自然保護区に行くと両親に告げて消息を絶った。それから1週間と経たないうちに、ワイオミング州当局は国有林の中でプティートさんの遺体を発見。同州ティトン郡の検視官は扼殺(やくさつ)による殺人と断定した。

ロンドリーさんは、プティートさんの死に関連して起訴されていない。ただ、プティートさんが家族と最後に会話した数日後に他人のデビットカードを不正に利用した件で、令状の対象となっていた。

米フロリダ州で発見の遺体、殺害された被害者の婚約者と判明

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。