高校の授業中に発砲、4人負傷 18歳の容疑者拘束 米テキサス州

現地当局が事件現場となった米テキサス州の高校に駆けつけた/KTVT

2021.10.07 Thu posted at 10:24 JST

(CNN) 米テキサス州アーリントンの高校で6日に発砲事件があり、生徒など4人が負傷した。アーリントン警察は、18歳の容疑者を拘束したことを明らかにした。

警察によると、拘束されたのはティモシー・ジョージ・シンプキンズ容疑者(18)。凶器を使った加重暴行の容疑で取り調べを受けている。

事件はアーリントンのティンバービュー高校で発生した。負傷者4人のうち2人は銃で撃たれており、3人が入院した。警察によると、3人とも一命は取り留める見通し。集中治療室(ICU)に入院した男子生徒1人は手術を受けた。

事件当時校内にいた生徒約1700人は、全員が避難した。

アーリントン市のジム・ロス市長によると、現地時間の午前9時15分ごろ、校舎の2階で発砲事件の通報があった。

銃撃後、学校の生徒たちは校舎から避難した

警察は、授業中に起きた生徒と別の相手とのけんかが発端だった可能性があると説明。アルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)などと連携して捜索を行っている。

容疑者が犯行に使ったと思われる45口径の拳銃は、学校から数キロ離れた場所で回収された。ATFが弾道検査を行って確認を進める。

ティンバービュー高校が所属するマンスフィールド独立学校区によると、同校は金属探知機を使っていなかった。

アーリントンとマンスフィールドの学校は全校で警備が強化され、生徒の校内での移動のみを認めてそれ以外の人は立ち入ることができない「ロックアウト」状態に置かれている。この措置をいつまで継続するのかは不明。

米テキサス州の高校で発砲、4人負傷 18歳の容疑者拘束

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