NBA、選手へのワクチン義務化は見送る方針

米プロバスケットボール協会(NBA)のロゴマーク/Ronald Martinez/Getty Images North America/Getty Images

2021.09.15 Wed posted at 14:55 JST

(CNN) 米プロバスケットボール協会(NBA)は来月19日のシーズン開幕を前に、選手には新型コロナウイルスワクチンの接種を義務付けない方針を固めた。事情に詳しい関係者が14日、CNNに語った。

同関係者は、保健安全対策をめぐる選手協会との交渉で予想外の事態が生じない限り、ワクチンは義務化されないだろうと述べた。

この動きは米スポーツ専門チャンネルESPNが最初に報じた。

米国では今のところ、主要スポーツリーグが選手のワクチン接種を義務化した例はない。

ただしNBAはほかのリーグと同様、監督や会場スタッフ、審判には接種完了を義務付けている。

試合に出場したバックスのヤニス・アデトクンボ選手

同関係者によると、NBAの30チームでこれまでに接種を完了した選手は全体の85%前後。各チームはシーズン中、15人の選手を登録できる。

NBAは今月、ニューヨーク・ニックスとブルックリン・ネッツ、ゴールデンステート・ウォリアーズの3チームに対し、それぞれの本拠地であるニューヨーク、サンフランシスコ市当局の規定により、ワクチン未接種の選手はホームゲームに出場できないと警告していた。この規定は市外からの対戦相手には適用されない。

シーズン開幕前のキャンプは今月28日、プレシーズンゲームは来月3日から予定されている。

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