(CNN) 英国のエリザベス女王は、テニスの全米オープンで優勝を遂げたエマ・ラドゥカヌ(18)に手紙を送り、「素晴らしい業績」とたたえた。
ラドゥカヌは全米オープンの女子シングルス決勝でレイラ・フェルナンデスを6―4、6―3で破り優勝した。自身にとって4大大会初優勝となったほか、予選通過者が4大大会を制したのも史上初だった。
エリザベス女王は手紙の中で、ラドゥカヌにお祝いの言葉を送った。
女王は、全米オープンでの優勝について、若い年齢での素晴らしい業績であり、多大な努力と専心の証しだと指摘。ラドゥカヌとフェルナンデスの傑出したプレーが次世代のテニス選手に刺激を与えることを確信していると述べた。
ラドゥカヌは世界ランキング150位で大会に参加。1セットも落とすことなく大会で優勝を遂げた。
ラドゥカヌは4大大会2度目の挑戦で優勝した初めての女性選手となった。
ラドゥカヌはまた、当時17歳だったマリア・シャラポワが2004年に全英で優勝して以来、最も若い4大大会覇者となった。
エリザベス女王とともに試合後はラドゥカヌをたたえるメッセージがあふれた。
マルチナ・ナブラチロワはツイッターへの投稿で、「スターが誕生した」とし、「エマ・ラドゥカヌは歴史を作り、まだスタートしたばかり。二度と予選を通過する必要はない」と述べた。
ビリー・ジーン・キングも次世代のテニス選手たちをたたえ、2人の並外れた選手による、素晴らしい闘いと成熟が示されたと述べた。