米アトランタ郊外の集合住宅で爆発、4人負傷

爆発事故に対応する救急隊員たち=12日、アトランタ郊外ダンウッディ/Ben Gray/AP

2021.09.13 Mon posted at 11:46 JST

(CNN) 米ジョージア州アトランタ郊外の団地で12日に爆発があり、4人が負傷した。

同州デカルブ郡消防局によると、爆発が起きた集合住宅の捜索や避難は終了し、閉じ込められている人はいないという。

現場はアトランタ北部ダンウッディのペリーメーター地区。建物の構造的に不安定な部分も捜索できるよう、補強作業を行った。

警察によると、爆発の通報があったのは現地時間の12日午後1時24分ごろだった。

爆発の原因はまだ特定されていない。しかし爆発の通報の1時間ほど前に、この建物の賃貸業者が強いガス臭を報告していたという。

爆発によって複数の階が損壊した

住人の男性はCNN提携局WGCLの取材に対し、この日の朝、教会へ行く前に廊下で強いガス臭がしたため管理人に問題を報告したと語った。

男性は帰宅する途中で家族から、ビルが爆発したことを知らされたという。自宅の被害の程度や、2匹の飼い猫の状況は分かっていない。「団地のあちこちで、いつもガス漏れがあった」と男性は言い添えた。

爆発が起きた当時、近隣の棟で作業をしていたというアントワン・ウィリアムズさん(32)は、負傷した幼児が助けを求めて泣き叫ぶのを見たと証言。CNNの取材に対し、「爆発のような音が聞こえたが、地震だと思った」「私は完全に気が動転していた。賃貸事務所を閉めると、事態を確認しに駆け付けた」と話している。

爆発音や衝撃は、団地の近隣の一帯にも伝わった。現場は混乱状態にあり、赤十字も出動して自宅を失った住人の支援にあたった。

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