民家に向け銃弾150発、3歳男児が死亡 米ノースカロライナ州

曽祖父の家で寝ていた3歳の男の子が撃たれて亡くなった。警察が捜査を進めている/Charlotte-Mecklenburg Police Department

2021.09.10 Fri posted at 18:00 JST

(CNN) 米ノースカロライナ州シャーロットで7日、複数人が民家に向け銃弾約150発を発射する事件があり、地元警察によると、3歳の男児が死亡、男児の姉の4歳女児が負傷した。

シャーロット・メクレンバーグ警察(CMPD)によると、アサイア・フィゲローちゃんは7日深夜、曽祖母の家で寝ていた際に銃弾を受けて死亡した。姉も銃弾が当たったものの、命は助かるとみられている。

警察は自動車と容疑者の特定につながる情報を募るため、監視カメラのものとみられる映像を公開。動画には、通りを走行していた車2台が民家の前で止まり、降りてきた複数人がこの家に向け発砲する様子が映っている。警察によると、発砲時、家の中には11人がいた。

男児の曽祖母、スージー・ウィットリーさんはCNN提携局WBTVの取材に、ちょうど眠りにつくところで銃声が聞こえたと証言。孫娘が「アサイアちゃんが撃たれた」と悲鳴を上げながら緊急通報番号をダイヤルしたと振り返った。

「彼の部屋に行くと、別の孫がそこで彼を抱きながら『おばあちゃん、死んでしまったみたい』と話した。信じたくない気持ちだった」という。

警察が公開した監視カメラの画像には銃撃を行う様子が写っている

アサイアちゃんは12月で4歳になるはずだった。

警察は今回の発砲について、他の2件の殺人事件と関連があると見ている。2件の殺人は地元ホープウェル高校の生徒と何らかの関係があり、他の2高校の生徒も関与した可能性があるという。

CMPDの警官は、「一連の事件は何らかの単純ないさかいに端を発しているとみられる」と述べ、10代の間の対立が発端となり、2人の命が失われる事態に発展したとの見方を示した。

警察はこれらの高校の生徒の親に情報提供を求めている。

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