米CDC、感染レベル「極めて高い」渡航先をさらに追加

10日間のロックダウン(都市封鎖)が行われた際の様子=8月21日、スリランカ・コロンボ/Ishara S. Kodikara/AFP/Getty Images

2021.09.08 Wed posted at 12:39 JST

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は7日、新型コロナウイルスの感染状況を4段階に分類したリストを更新し、感染レベル4の「極めて高い」カテゴリーにカリブ海の島国ジャマイカなど3カ国を追加した。

レベル4に引き上げられたのは、ほかにインド洋のスリランカと、東南アジアのボルネオ島北部に位置するブルネイ。

CDCの基準では、直近28日間の感染者が10万人あたり100~500人でレベル3、500人を超えればレベル4に分類される。


カリブ海の島国ジャマイカ・キングストン。新型コロナの感染者数が急増している/Valery Sharifulin/TASS/Getty Images

ジャマイカのワクチン接種は7日の時点で人口100人当たり19回にとどまっている。感染拡大を抑えようと、先月末から外出制限日を設けている。

ギリシャのペロポネソス半島。ギリシャはレベル4の「極めて高い」カテゴリーに分類されている

スリランカはワクチン接種が人口100人当たり102回と隣国インドの同49回を大きく上回り、アジア諸国をリードしてきたが、最近になって感染者が急増している。

レベル4にはすでに、数カ月前から指定されてきたブラジルや、英国、フランス、ギリシャなど欧州諸国、カリブ海のバハマなどが入っている。


オランダの感染状況はレベル4からレベル3に変更された=8月19日、オランダ・アムステルダム運河/Oscar Gonzalez/NurPhoto/Getty Images

7日の更新では、レベル3にも新たに10カ国・地域が追加された。カリブ海の島国アンティグア・バーブーダと英領タークス・カイコス諸島、西アフリカのガーナがレベル2から、カリブ海の英領アンギラとグレナダ、西アフリカのベナンがレベル1から上がり、アラブ首長国連邦(UAE)、西アフリカのギニアビサウ、欧州のマルタとオランダがレベル4から引き下げられた。

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