米ミシガン州知事の拉致計画、有罪認めた男に禁錮6年超

米ミシガン州知事の拉致計画で有罪を認めたタイ・ガービン被告/Kent Co. Jail

2021.08.26 Thu posted at 18:00 JST

ワシントン(CNN) 米ミシガン州西部地区の連邦地裁は25日、同州のウィットマー知事(民主党)の拉致計画に加わったことを認めた男に対し、禁錮6年超の刑を言い渡した。

タイ・ガービン被告はこの拉致計画事件で起訴された被告6人のうちの1人。1月に有罪を認め、連邦検察との司法取引で共謀者に不利な証言をしていた。

検察は被告の協力姿勢を称賛し、禁錮約9年を求刑した。

連邦検察は法廷で、「ガービン被告の協力の重要性についてはどんなに強調しても足りない」と説明。犯行を共謀したこと、自身が故意にそれに参加したことを被告が率直に認めたと指摘した。

検察によると、ガービン被告は今後の公判で、有力な証言者として他の共謀者に不利な証言をする見通しだという。

拉致計画の標的になったというミシガン州のウィットマー知事(民主党)

一方、ガービン被告の弁護士は、捜査協力を理由に禁錮6年以下の刑にとどめるよう裁判所に要請した。

法廷文書によると、当局は共謀者による報復からガービン被告を守るため、量刑言い渡しまでの間、被告を別の拘置所に移送していた。

ガービン被告はこの日、法廷でウィットマー知事やその家族に短く謝罪。「私の行動が知事やその家族に何を引き起こすのか、全く気付いていなかった」「私の行動のせいで知事の家族が感じたストレスや恐怖は想像するに余りある。その点に関して心から申し訳なく思う」と述べた。

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