ニース対マルセイユ戦打ち切りに、観客がピッチに乱入 仏サッカー

仏サッカー1部のリーグ戦で観客がピッチに乱入し、試合が打ち切りとなった/Valery Hache/AFP/Getty Images

2021.08.24 Tue posted at 18:10 JST

(CNN) フランス・プロサッカー1部リーグ・アンのニース対マルセイユの試合で、試合中に観客がピッチに乱入するなどして乱闘騒ぎになり、試合が途中で打ち切られる出来事があった。

リーグ・アンはウェブサイトで、22日に行われたニース対マルセイユの試合は、ピッチで観客と選手が関与した騒動により1時間以上中断されたことを受けて、最後までプレーされることなく終了したと述べた。

ニースの本拠地で行われた試合では、ゲームが終盤に入る中で騒動が起きた。

ニースが1―0でリードしていた後半30分ごろ、コーナーキックの際にマルセイユの選手に向かって観客からペットボトルが投げつけられた。

ペットボトルはマルセイユのディミトリ・パイエの背中に当たったようで、パイエはそれを観客に投げ返した。

警備員の制止にもかかわらず、数十人の観客がピッチに乱入した

パイエにはチームメートが駆け寄り、ニースでキャプテンを務めるダンテも状況を落ち着かせようとした。

警備員が観客を押しとどめようとしたが、最終的に観客がピッチになだれ込んだ。

観客の間で乱闘が起きるなか、両チームの選手やスタッフ、警備員が状況を抑えようとするが数十人の観客がピッチに乱入した。

試合は中断され両チームがピッチを離れたが、騒動は続いた。1時間以上の遅延の後、試合を再開しようとしたが、マルセイユ側が安全上の懸念を理由にピッチに戻ることを拒否した。

リーグ・アンは23日、25日に懲罰委員会を開催すると発表した。

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