サンフランシスコ、飲食店や劇場の利用にワクチン接種義務付け 米主要都市で初

ショッピングモールにはマスク着用を促す看板が掲示されている=3日、米カリフォルニア州サンフランシスコ/Liu Guanguan/China News Service/Getty Images

2021.08.13 Fri posted at 12:10 JST

(CNN) 米カリフォルニア州サンフランシスコのロンドン・ブリード市長は12日、全米の主要都市の中で初めて、飲食店や劇場といった屋内施設の利用者にワクチン証明書の提示を義務付けると発表した。

発表によると、対象となるのは12歳以上の市民で、屋内のレストランやバー、スポーツジム、劇場、および1000人以上が集まる大型イベント会場に入場する条件として、ワクチン接種完了の証明書提示を義務付ける。

この措置は今月20日から実施する予定。

ブリード市長は「市がパンデミック(世界的大流行)から立ち直って繁栄するためには、新型コロナウイルスと戦う最善の手段を利用する必要がある。それこそがワクチンだ」と強調した。

米サンフランシスコのロンドン・ブリード市長

サンフランシスコでは先月、市内のバーの経営者数百人が、入店の条件として利用客にワクチン証明または陰性証明の提示を求めると表明していた。

サンフランシスコをはじめとするベイエリアでは、自治体の多くがワクチン接種状況を問わず、屋内の公共の場でのマスク着用を義務付けている。

経営者団体も、市が打ち出した今回の措置を支持すると表明した。

サンフランシスコは既に医療従事者のワクチン接種を義務化しており、今回はその対象を、薬剤師や歯科、在宅看護、介護施設などの関係者にも拡大する。

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