中国選手、試合中に下品な言葉を連発 韓国バドミントン協会が正式抗議へ

五輪バドミントン女子ダブルスの試合に出場した陳清晨選手=7月24日、東京/Pedro Pardo/AFP/Getty Images

2021.08.04 Wed posted at 10:56 JST

(CNN) 韓国バドミントン協会は4日までに、東京オリンピック(五輪)のバドミントン女子ダブルスの試合で同国と対戦した中国選手が下品な言葉を叫んでいたことに関し、世界バドミントン連盟に正式に抗議する方針を明らかにした。同協会がCNNに明らかにした。

テレビ放送された7月27日の試合中、中国の陳清晨選手(24)は下品な言葉を連発。これにより中国では多くの人の心をつかんだものの、韓国国民は不快感を示している。

この問題は韓国メディアによって広く報道され、批判的な声を中心に反応が広がった。

対照的に中国のSNSでは、激しい試合の中で陳選手が感情を爆発させたのを面白がる人が多かった。これまで陳選手は比較的無名の選手だったが、大まかに言って英語の「f**k」に当たる中国語を叫ぶ映像が出回ると、SNSで話題を集めた。

中国の陳清晨選手(写真中央)と賈一凡選手(写真後方)

陳選手がこの言葉を叫び始めたのは、中国ペアが韓国ペアに第1セットを取られた後だった。自身を奮い立たせるためだったとみられる。

中国ペアは残りの試合中、得点を挙げるたびにこのフレーズを繰り返し、グループリーグの試合に2―1で勝利。準々決勝でも中国ペアは同じ韓国ペアを2―0で下した。

議論が巻き起こる中、陳選手は気分を害した人がいるのを認めつつ、「実際は得点獲得のために自らを励まそうとしていただけだ」と「微博(ウェイボー)」で説明している。

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