世界の航空会社ランキング、カタール航空が首位に

離陸するカタール航空の旅客機=2020年2月28日、オーストリア・ウィーン/JOE KLAMAR/AFP via Getty Images

2021.07.21 Wed posted at 10:34 JST

(CNN) 航空会社の評価サイト、オーストラリアの「エアラインレーティングス」が発表した2021年版のランキングで、中東のカタール航空がトップに立った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応が高く評価された。

同サイトは毎年、世界の航空会社について保有機体の使用年数、乗客からの評価、収益性などの項目を総合的に審査し、ランキングを発表している。今回は新たに新型コロナウイルスへの対応も考慮した。

その結果、前回トップだったニュージーランド航空を抑え、カタール航空が総合1位に選ばれた。ニュージーランド航空はここ数年間で6回首位に立っていた。

同サイトのジェフリー・トーマス編集長はカタール航空について「これまでもビジネスクラスの部門賞を獲得するなど、常に高く評価されてきた」としたうえで、パンデミックの間も路線網の安全な運航を続けようと努めた姿勢が審査員に称賛され、得票につながったと説明した。

カタール航空はパンデミック(世界的大流行)の間の安全な運航を続ける姿勢が評価され1位となった

ランキングは例年11月に翌年版が発表されるが、今回は航空各社のパンデミックへの長期的な対応を見極めたうえで審査することにしたという。

また新型コロナウイルスの打撃で業界全体が損失を出していたため、収益性は審査の対象外とした。

総合ランキングの3位は、19年にトップだったシンガポール航空。豪カンタス航空が4位、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空が5位に入った。

ファーストクラス部門ではシンガポール航空、客室乗務員の部門ではヴァージン・オーストラリア航空、空港ラウンジの部門ではカンタス航空が、それぞれトップに選ばれた。

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