写真特集:スイス山頂に「ハイテク避雷針」、レーザーで落雷制御

スイスアルプスの山の頂上に、落雷制御のための巨大なレーザー装置が設置された/Univeristy of Geneva

2021.07.15 Thu posted at 07:39 JST

 スイス・ジュネーブ大学の研究チームがこのほど、巨大なレーザー装置を山の頂上に運び上げた。レーザーを空に照射して、ハイテク避雷針の役割を果たすようにする狙いだ

University of Geneva
標高2500メートルのサンティス山山頂。年に100~400回被雷する電波塔があり、レーザーの実証実験に最適な場所となっている
P.Walch, LOA
仏パリの研究施設で行われたレーザー実験の様子
V.Moreno, Univeristy of Geneva
運び上げた資材29トンのうち18トンは、レーザーアレイを土台に固定するのに使うコンクリートブロックだった
V.Moreno, Univeristy of Geneva
レーザーの部品を運ぶヘリコプター
Univeristy of Geneva
2週間かけて組み立てを行い、現在は悪天候時にレーザーを作動させる準備が整っている
C Herkommer, Trumpf
レーザー装置は各モジュールに分割。現地でパズルのように組み立てて建設した
University of Geneva
プロジェクトはEUから資金拠出を受けたコンソーシアムが手掛ける。パリやローザンヌの大学、ロケットメーカーのアリアングループ、レーザー製造の独ハイテク企業トルンプなどが参画する
From Account Director/UAEREP
英レディング大学のチームは、ドローンを使って雲に電荷を加え、雨を降らせる研究を行っている
AFP Contributor/AFP/AFP via Getty Images
ヨウ化銀や塩化ナトリウムなどの物質を詰めたキャニスターを装着した航空機。雲の中でこれらを散布し、人工的に雨を降らせる技術の開発も進められている

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