一家でテキサス州から暴動に参加、米議事堂乱入で5人を逮捕

1月6日に米国議会議事堂にいる一家の姿が確認された/Department of Justice

2021.07.14 Wed posted at 12:18 JST

ワシントン(CNN) 米首都ワシントンの連邦議会議事堂で今年1月に起きた暴動事件で、テキサス州の一家5人が13日、暴動に加わった疑いで逮捕された。

調べによると、逮捕されたのはトーマス・マン容疑者と、そのパートナーと思われるドーン容疑者、および両容疑者の子どものクリスティ、ジョシュ、ケイリの3容疑者。マン一家は1月6日、割れた窓から議事堂に侵入し、一緒に構内を歩いていた。

司法省によれば、トーマス容疑者は暴動の数週間前からSNSで首都集結を呼びかけており、12月にはフェイスブックに「我々の大統領が求めているのは2つだけだ。第1に投票、第2に2021年1月6日」と投稿。別の投稿では「その時が来た!」と書き込んでいた。

トーマス容疑者は暴動の前日、ドーン容疑者や3人の子どもを伴って、車でテキサス州ボルジャーから首都ワシントンへ向かったとされる。

米連邦捜査局(FBI)に寄せられた情報によれば、クリスティ容疑者は家族が迷彩服姿で写っている写真をフェイスブックに投稿し、「ワシントンにやって来た!#盗みを止めよう#トランプは私の大統領」と書き込んでいた。

米連邦議会議事堂に集まったトランプ前米政権の支持者ら=1月6日、米ワシントンDC

ワシントンへは行かなかったと思われるもう1人の娘は、暴動のさなかに一家の写真をフェイスブックに投稿していたが、訴追はされていない。

議事堂への侵入にはもう1人、一家の未成年の子どもも加わっていたが、この子どもは訴追されず、氏名や写真も公表されていない。

ジョシュ、ケイリ、ドーンの3容疑者は暴動後も、議事堂内にいたことを知人全員に吹聴。FBIは、クリスティ容疑者の婚約者の家族を通じて一家が暴動に加わっていたことをつかみ、子どもたちが通っていた高校や大学の教員の協力で身元を特定した。

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