米国人、日々の暮らしや政治展望に満足感 最近の世論調査で

独立記念日を祝う花火を見物する観客=4日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア/Ed Jones/AFP/Getty Images

2021.07.14 Wed posted at 18:00 JST

(CNN) 米調査会社ギャラップによる最新の世論調査で、健康的で幸せな暮らしを送っていると答えた米国人は全体の6割近くを占め、前の日を楽しく過ごしたという人は7割を超えたことが分かった。

自分の暮らしの現状や今後の見通しに満足感を示した回答は、全体の59.2%。13年あまり前に質問が設定されてから最も高い数字を記録した。

前日が楽しかったと答えた人は73%で、昨年初めに新型コロナウイルスの感染拡大が始まってからでは最も大きい割合を占めた。

新型コロナウイルスに暮らしを支配され、大統領選で激しい争いが展開された過去1年間と比べて、米国人ははるかに楽観的な気分になっていることがうかがえる。

独立記念日を祝う花火を見物する観客=4日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア

ニュースサイトのアクシオスと調査会社イプソスが継続的に実施してきた調査でも5月以降、過去1週間で自身の情緒が改善したという人の割合が悪化した人を毎回上回っている。質問が設定された昨年3月から今年4月までは毎回、悪化したという人のほうが多かった。

個人の暮らしだけでなく、政治への評価も改善している。公共ラジオNPRと公共放送PBSの番組「ニュースアワー」、マリスト大学が先週実施した調査では、米国が良い方向へ進んでいると答えた人が47%と、オバマ政権1年目の2009年以来で最も高かった。今回、悪い方向と答えた人は49%だった。

トランプ前政権が発足した17年の6月にマリストが実施した調査では、61%が悪い方へ向かうとの見方を示していた。

各種調査の平均でも、米国が良い方へ向かっているという意見が43%を占めたこの割合は昨年の同時期にはわずか22%、17年には34%にとどまっていた。

米国人、暮らしや政治展望に満足感 米調査

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。