爆弾処理車両、任務遂行中に爆発 17人負傷 米ロス市警

米ロス市警の爆弾処理車両が、押収物を起爆させようとした際に車体ごと爆発した/Ringo H.W. Chiu/AP

2021.07.03 Sat posted at 16:35 JST

(CNN) 米ロサンゼルス市警は3日までに、市内で違法な花火の通報を受けて出動した警察の爆弾処理用のトラックが押収物を起爆させようとした際に車体ごと爆発、少なくとも17人が負傷したと発表した。

市警のムーア本部長は会見で、爆弾処理用の特別車両で起き得ないはずのことが発生したと指摘。爆発の原因は不明とした。負傷者のうち10人が警官で、7人が民間人だった。負傷の程度には触れなかった。

通報を受け警官らが住宅に到着後、商業用の花火が8~10フィート(約2.4~約3メートル)の高さで積まれているのを発見。即製の爆発物も見つけていた。この爆発物をトラックの処理用容器内で起爆させようとした際、爆発が起きたという。

市警は1人を逮捕し、破壊的な威力がある装置を保持していたとして訴追した。違法な花火はカリフォルニア州外から調達され、今月4日の米独立記念日の祝日に合わせ販売するのが目的だった。

ロサンゼルス市の消防局は当初の声明で、負傷した民間人のうち3人が重傷、残り3人が軽傷を負ったとしていた。

消防局によると、爆発で現場周辺の複数の建物が損壊。多数の車両も飛び散った破片で損傷したという。

爆弾処理車両、任務遂行中に爆発 米ロス市警

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。