歩道橋が幹線道路上に崩落、数人が負傷 米首都ワシントン

州間高速道路の歩道橋が崩落して車数台が下敷きになる事故が発生した=23日、米首都ワシントン/WJLA

2021.06.24 Thu posted at 09:52 JST

(CNN) 米首都ワシントンで23日、州間高速道路上に架かる歩道橋が崩落して車数台が下敷きになり、数人が負傷した。道路は上下線とも通行止めになっている。

市当局によると、これまでの捜査で、同日午前11時50分ごろに複数の車両が絡む衝突事故が発生していたと判明。少なくとも1台が歩道橋に衝突したとみられる。

ミュリエル・バウザー市長は「この橋について構造上の不安はない。前回は2月に点検を行っていた」と話している。

当局者によると、この事故で5人が負傷して病院に運ばれたが、命に別条はないという。

現場からの映像によると、歩道橋は片側が道路上に落下し、もう一方はほぼそのまま高架上に残っていた。道路上にはコンクリート片や金属片が6車線にわたって飛び散り、車数台が橋の下敷きになっている。

歩道橋は片側が道路上に落下した

消防などによると、現場には危険物処理班が出動し、車体の一部が下敷きになったトラックからのディーゼル燃料漏れに対応している。別の車少なくとも1台にもがれきが当たっていた。

事故についてはワシントン首都警察が捜査している。

歩道橋の撤去作業は24日まで終日かかる可能性もある。歩道橋は架け替えが必要になる見通しだが、市はまず損傷の程度を点検する必要があるとしている。

現場周辺の他の歩道橋についても点検が行われている。

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