走行中の車に落雷、道路に亀裂 運転手は無事 米フロリダ州

落雷で道路の舗装にできた亀裂/Florida Highway Patrol

2021.06.15 Tue posted at 12:00 JST

(CNN) 米フロリダ州で現地時間の14日午後、幹線道路を走行中のスポーツ用多目的車(SUV)が雷に打たれ、道路の舗装に亀裂ができた。車を運転していた男性は無事だった。

フロリダ州ハイウェイパトロール隊(FHP)によると、48歳の男性が運転する「日産ローグ」は、激しい雷雨の中で州間高速道路を走行中、落雷に直撃された。車は故障して、道路は舗装上に長さ約2.1メートル、幅約10センチの亀裂ができた。

CNN提携局WPLGによると、車を運転していたのはアーネスト・デルホンテさん。現場で同局の取材に応じ、「光が見えた。何が起きたのか分からなかった」「とにかく生き延びた。私は生きている。私にとっては奇跡だった」と振り返った。

デルホンテさんの車は、落雷のために電気系統とルーフアンテナが損傷し、雷に打たれた現場から800メートルほどの場所で停止した。

雷に打たれ、損傷したルーフアンテナ

米国立気象局(NWS)のウェブサイトでは、「典型的な雷雲から地面への落雷、実際には雷雲から車両への落雷は、車のアンテナやルーフライン沿いを直撃する」「雷は車体の鋼板を突き抜け、タイヤを通って地面に抜ける」と解説している。

FHPによると、車は現場からレッカー移動され、舗装の損傷については道路補修業者に連絡を取った。

NWSによると、米国内では年間約2500万回の落雷が発生し、20人あまりが死亡している。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。