米ラスベガス近郊で遺体発見の男児、母親を殺人容疑で逮捕

米ラスベガス警察が捜査のために公開した男児の画像/Las Vegas Metro Police Department

2021.06.09 Wed posted at 13:25 JST

(CNN) 米ネバダ州ラスベガス近郊のハイキングコースで遺体が発見された男児の身元が判明し、母親が殺人容疑で逮捕された。同市の警察が8日に発表した。

遺体はラスベガス市街から南西へ約40キロ離れたハイキングコースの入り口付近で先月28日、通りかかったハイカーらが発見。警察は7日、カリフォルニア州サンノゼのリアム・ハステッド君(7)と断定した。

連邦捜査局(FBI)とラスベガス警察が主導する捜査班は、コロラド州デンバーで母親のサマンサ・モレノ・ロドリゲス容疑者(35)を逮捕した。

警察によると、リアム君の父親は今月1日、同居していた母子が行方不明になったと届け出た。父親が24日に帰宅した時、2人は荷物とともに姿を消していたという。同容疑者はリアム君と家を出て新しい住居を探すというメモを残していた。父親は当初、2人が事件に巻き込まれたとは思わず、届け出を控えていたという。

逮捕された母親のサマンサ・モレノ・ロドリゲス容疑者(35)

ロドリゲス容疑者の友人が今月4日、警察が公開していた遺体の似顔絵を見てサンノゼの警察に通報。連絡を受けたラスベガス警察のチームがサンノゼへ向かい、リアム君の寝室から枕を持ち帰った。DNA鑑定の結果、遺体はリアム君と判明した。

ロドリゲス容疑者の姿は先月27日、ラスベガス市内のホテルで目撃されていた。この時点でリアム君はまだ生きていたとみられる。

FBIは遺体の身元や犯人の特定につながる情報の提供者に1万ドルの賞金を出すと発表していた。賞金が支払われたのかどうかは明らかでない。

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