「開花月」のスーパームーン皆既月食、世界各地で

ニューヨークの自由の女神の背後に浮かんだ昨年の「フラワームーン」/Johannes Eisele/AFP/Getty Images

2021.05.26 Wed posted at 15:30 JST

(CNN) 世界各地で26日、大きく明るい満月が地球の影に隠れる「スーパームーン皆既月食」が観測できる。天文サイトのアーススカイによると、皆既月食は2019年1月以来。月は3時間ほどかけて地球の影を通過するが、皆既月食は15分ほどしか続かない。

米航空宇宙局(NASA)によると、月食は太陽と地球と月が一直線に並んだ時に起きる現象で、地球の大気を通過した太陽光を浴びて月が赤みがかって見える。このため「ブラッドムーン」と呼ばれることもある。

月食は北米や南米では早朝に、東アジアやオーストラリアでは宵の時間に観測できる。

米国の皆既月食は東部標準時の26日午前7時11分から7時26分まで。部分月食は5時45分から8時52分まで観測できる。各地の月食の時間は時刻情報サイトの「timeanddate.com」で確認できる。

この日の満月は「フラワー」スーパームーンとも呼ばれ、月と地球の距離は2021年で最も近い。完全な満月になるのは米東部標準時の午前7時14分。

スーパームーンの定義は一般的に、月と地球がどれだけ近づいたかによって決まる

月が普段よりも大きく明るく見えるスーパームーンは毎年2~4回観測できる。スーパームーンの定義はさまざまだが、一般的には月がどれくらい地球に近づくかで定義される。

暦サイトによると、5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれるのは、北米で花が咲く時期に当たることに由来する。

米各地の先住民の間でも、5月の満月はそれぞれの言葉で「開花月」「新緑月」などと呼ばれているほか、イチゴにちなんで「ストロベリームーン」と呼ぶ民族もある。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。