モスクワ(CNN) ロシア・タタルスタン共和国の首都カザン市の学校で11日に起きた銃撃事件で、国家対テロ委員会は、子ども7人が死亡したほか、少なくとも16人が負傷したと明らかにした。
ロシア国営RIAノーボスチ通信は法執行機関の情報筋の話として容疑者が拘束されたと伝えた。
国営タス通信が連邦捜査委員会当局者の話として伝えたところによれば、武装した若者1人が学校に侵入後、拘束された。この男の身元は判明しており、2001年生まれの地元住民だという。
タス通信は当初、襲撃犯は2人と報じていたが、その後、タタルスタン共和国大統領の報道官の話として、襲撃犯は1人だけだったと伝えた。
連邦捜査委員会が今回の銃撃事件について捜査を開始した。
RIAノーボスチ通信は当初、銃撃による死者は少なくとも9人と報じていた。
カザン市の様子をとらえた画像には武装した連邦保安局(FSB)のチームが学校に突入し、周囲の地区が封鎖される様子が捉えられていた。
ロシア大統領府の報道官によれば、プーチン大統領は事件についてFSB長官から報告を受け、犠牲者に弔意を表明した。