（ＣＮＮ） 米歌手レディー・ガガさんの愛犬を散歩させていた男性が銃撃され犬を奪われた事件で、米ロサンゼルス市警（ＬＡＰＤ）は３０日までに、関与が疑われる５人を逮捕・訴追したと明らかにした。
容疑者５人のうち、１８～２７歳の３人は２７日に殺人未遂容疑で逮捕され、４０歳と５０歳の２人は共犯の疑いで訴追された。ＬＡＰＤによると、５人のうち４人についてはギャングの構成員であることが確認されているという。
事件では２月２４日、ガガさんの愛犬３匹を散歩させていた友人のライアン・フィッシャーさんが銃撃を受けた。フレンチブルドッグ３匹のうち２匹が盗まれ、フィッシャーさんは重傷を負った。
後に公開された監視カメラの映像には大胆な犯行の様子が映っている。
ガガさんは、犬が無事戻ってくれば５０万ドルを支払うと表明していた
ＬＡＰＤは声明で、「飼い主がガガさんだからという理由で、容疑者らが被害者を狙ったとは見ていない。ただ、証拠からは容疑者らが高価な犬であることを知っていたこと、それが盗みの動機になったことがうかがえる」とした。
ガガさんは、犬が無事戻ってくれば５０万ドル（現在のレートで約５４００万円）を支払うと表明。今回拘束された容疑者の１人は、事件の数日後に犬を見つけたと称する女だった。
犬が警察に届け出られた後、捜査員がこの女を調べたところ、容疑者の１人の父親とつながりがあることが判明した。