機内食の再現に挑戦、コロナ禍で見つけた新たな趣味 英男性

スコットランド・グラスゴーの自宅でセンハウザーさんが作った機内食/SOPLANE

2021.04.22 Thu posted at 10:50 JST

(CNN) パンデミック前は常に飛行機で世界中を旅していたという英スコットランドの男性が、渡航制限下の新たな趣味として、かつて楽しんだ機内食を自作の料理で再現し、その写真をSNSに投稿している。

スコットランド西部グラスゴーに住むニック・センハウザーさんは、幼いころからオーストリアとタイの間を行き来しながら育った。自宅では小食な子どもだったが、機内食は楽しみで、必ずきれいに平らげていたという。

大人になってからもフリーランスで仕事をしながら、3週間に1度のペースで飛行機に乗っていた。


センハウザーさん(写真左)は幼少期から飛行機に夢中になっていたという=1988年、プーケット空港/SOPLANE

ところがパンデミックのせいで、昨年2月の日本を最後にどこへも行けなくなってしまった。

退屈しのぎに始めたのが、過去のフライトで出た機内食の写真を引っ張り出して、同じメニューを作るというプロジェクトだ。

自宅で作った機内食は、前菜や食器、サイドディッシュを含めて全て再現している

今年1月から週末ごとに、レシピと首っ引きで日本の卵焼きやタイカレーなどのメニューに挑戦している。オードブルから副菜、デザートまですべて用意する。

時間はかかるが、ほかに行く先もない。もともとオークションサイトで入手した機内用の配膳カートや食器があった。盛り付けにもこだわって撮影し、本物の写真とともにSNSに投稿する。

オーストリア航空の食事を再現した時には、オリジナルの三角皿がないと書き添えたところ、別の航空ファンが皿を送ってくれた。今では食器の中で一番のお気に入りだ。

先日はパートナーとのハネムーン5周年祝いを兼ねて、当時ニューヨークまで乗ったスイス国際航空の食事を再現した。

旅が再開できるようになったら、まずタイの両親を訪ねたいという。そのほかでは真っ先に、東京行き全日空機のビジネスクラスで食事を楽しんでみたいと話している。

スコットランドの男性、機内食を再現して投稿

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