マンチェスター・シティーが「スーパーリーグ」脱退手続き開始 チェルシーも脱退意向か

チェルシーが「スーパーリーグ」脱退を試みているとの報道を受け、喜びに沸くファンたち=20日、英ロンドン/Rob Pinney/Getty Images Europe/Getty Images

2021.04.21 Wed posted at 08:12 JST

(CNN) 18日に発表された欧州サッカーの有力12クラブが参加する「欧州スーパーリーグ」構想で、参加クラブの一つ、英イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーは20日、スーパーリーグからの脱退手続きを始めたと発表した。同構想にはサッカー界の内外から批判が相次いでいた。

マンチェスター・シティーは「欧州スーパーリーグの計画を立案するグループから脱退する手続きを正式に開始した」と述べた。

同日、チェルシーの情報筋も、同クラブがスーパーリーグから脱退を申請する準備をしていると明らかにした。

情報筋によると、チェルシーの幹部はこの2日間、利害関係者やコミュニティー、ファンと議論し、ファンへの投資がないならスーパーリーグに参加できないとの決断に至った。

チェルシーが「スーパーリーグ」脱退を試みているとの報道を受け、喜びに沸くファンたち=20日、英ロンドン

欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフリン会長は、マンチェスター・シティーの「欧州サッカーファミリー」への回帰を歓迎。同クラブが「チャンピオンズリーグ決勝から草の根クラブの指導まで、現在のシステムが欧州サッカー全体に対して有する極めて重要な利益を訴える多くの声に耳を傾ける知性を示した」と評価した。

スーパーリーグ構想を発表したのはイングランドのアーセナル、チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティー、マンチェスター・ユナイテッド、トットナム、イタリアのACミラン、インテル、ユベントス、スペインのアトレティコ・マドリード、バルセロナ、レアル・マドリード。

レアル・マドリードの元会長、ラモン・カルデロン氏は「この構想は今日死んだと思う」「(新型コロナウイルスの)世界的流行で多くのクラブが生き残りに必死な今、サッカーに必要なのは団結、連帯だ」と述べた。

カルデロン氏「スーパーリーグは完全な失敗に」

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