(CNN) スケートボードを巧みに操るオーストラリアの少女、ペイジ・トービンちゃん(6)に、世界から熱い注目が集まっている。
ペイジちゃんはオーストラリア南東岸のレイクマッコーリーに住む幼稚園児。ピンクのドレスを着て斜面を舞う動画が先週、インスタグラム上で世界中の人気を呼び、140万の閲覧回数を記録した。
母のエマさんがCNNに語ったところによると、ペイジちゃんは2歳くらいの時にガレージでエマさんの古いスケートボートを見つけ、上に立ち始めた。それからわずか4年の間に、メルボルンで開催された大会の9歳未満の部で優勝し、ヘルメットやソックス、ボードなどのブランドとスポンサー契約を結んだ。
ペイジちゃんはスケートボートが「とても楽しい」と話す。最近挑戦しているのは、ランプの端にボード後方の車輪を引っ掛け、跳ね上がってからバックで戻る「ブラントフェイキー」という技だ。
スケートボードはかつて男子のスポーツというイメージが強かったが、東京五輪の競技種目に決まったこともあり、性別や性的指向を問わず人気が高まっている。
南カリフォルニア大学でスケートボード界の多様性を研究するネフタリー・ウィリアムズ博士はペイジちゃんの技術を絶賛し、「スケートボードは年齢や出身にかかわらず、世界中のだれもが楽しめるスポーツだということが分かる」と強調した。
ペイジちゃんとエマさんは週末、デモ演技のためにシドニーへ向かった。夏には米国での撮影も予定されている。
スケートボードを始めようと思っている若者に、ペイジちゃんは「絶対にあきらめないで」という言葉を贈りたいと話している。