警官が交通取り締まり中に撃たれ負傷、反撃して車内の2人を射殺 米

米サンアントニオで交通取り締まり中に銃撃が発生し、警官1人が負傷した/KABB/WOAI

2021.04.17 Sat posted at 14:05 JST

(CNN) 米テキサス州サンアントニオで16日、警察の交通取り締まり中に銃撃が発生し2人が死亡、警官1人が負傷した。地元警察が明らかにした。

サンアントニオ警察のウィリアム・マクマナス署長は会見で、もう1人別の人物もけがをして病院に搬送されたと明らかにした。そのうえでこれらの情報は初期のものだと付け加えた。

警官のボディーカメラの映像を調べたところ、交通取り締まりを行っていたこの警官はトラックの運転手と数分間にわたり、くだけた口調で言葉を交わしていたようだったという。

その後、運転手が銃を取り出し、発砲。弾は警官の手に当たったとマクマナス署長は説明した。運転手がそうした行動に出た理由はわかっていない。

警官は後退しながら反撃し、運転手と同乗者1人を射殺。もう1人の同乗者にも上半身に傷を負わせた。車内の人物と警官との間で何発もの銃弾が発射されたという。

事件について説明するサンアントニオ署のマクマナス署長

マクマナス署長は、なぜ当該の警官がトラックを停止させたのかはわからないと述べたが、交通取り締まり自体は通常の業務だったと述べた。

死亡した2人はどちらも男性で、20代半ばから後半とみられる。負傷した警官は勤続5年。病院に搬送されたが、容体については会話ができる状態だということ以外わかっていないという。

マクマナス署長は、あれほどの至近距離から撃たれながら警官が命を取り留めたのは極めて幸運だったと強調。手ではなく、もっと致命的な部位に弾丸が命中する可能性もあったと語った。

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